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全国各地の中小零細企業の承継予定者が新規事業アイデアを競うピッチイベントです。

先代が培った有形無形の経営資源をベースに、誰かをハッピーにするために生み出せる新しい価値は何か。

いま起こっている社会課題を解決するために、実現できることは何か。
何よりアナタ自身が熱狂できるビジネスは何なのか。

その自問自答の先に見えている新規事業アイデアを、全国各地から集まった同世代の後継者達が発表する一日。

「まだ実績が出ていない」「まだ事業化できていない」

大事なことは、切り拓こうとしている未来の会社の姿を、家族や社員や地域や社会だけじゃなく自分自身に約束すること。

登壇者は、30代前半までの承継予定者に限定して行うもので、全国区での開催は初めてとなります。

全国各地から数百名のエントリーがあり、予選を通過した20名のファイナリストが、新規事業の実現に向けて、販路開拓・資金調達・技術開発・人材採用などの課題を解決するためのビジネスパートナーを求めてビジネスプランを発表。

【場所】オンライン

【参加費】無料

【タイムスケジュール】
13:00~13:10 主催者あいさつ、審査員紹介
13:10~14:30 ピッチ大会(「ビジネスモデル」の発表)前半
(14:30~14:40 休憩)
14:40~15:50 ピッチ大会(「ビジネスモデル」の発表)後半
(15:50~16:00 休憩)
16:00~17:00 Keynote Session
(17:00~17:15 休憩)
17:15~17:30 審査発表・講評・閉会挨拶

事業承継計画の基礎

事業承継計画とは、ビジネスを次世代に引き継ぐための戦略的なプロセスです。

このプロセスを通じて、事業の持続可能性を確保し、経済的価値を最大化することが目指されます。

ここでは、事業承継の基本的な概念と、計画の立て方の重要性について解説します。

このセクションを理解することで、スムーズな事業の移行に向けた最初の一歩を踏み出すことができるでしょう。

事業承継とは?

事業承継は、ビジネスのリーダーシップや所有権を次世代に移行させる行為を指します。
このプロセスは、単に事業を引き継ぐだけでなく、企業文化、価値観、そして企業の未来を形作るビジョンを後継者に伝えることも含まれます。

事業承継の重要性は計り知れず、計画的に進めることで、事業の持続可能性、従業員の安定、そして市場での競争力を維持することが可能になります。

以下に、事業承継の必要性を具体的に説明しましょう。

事業承継計画の必要性

事業承継計画は、ビジネスの未来を確保するために不可欠です。

計画を立てることで、事業の価値を保ちながらスムーズに後継者に移行できます。

計画の重要性は以下の点にあります:

  • リスク管理:予期せぬ事態が発生した際に備えます。
  • ビジョンの継承:創業者の価値観や企業文化を後継者が引き継ぎます。
  • 財務安定の維持:事業の財務健全性を確保し、安定した移行を促進します。

これらの要素を踏まえ、事業承継計画の立案は、事業の持続的な成長と発展に寄与することになります。

ステップ1:後継者の選定

後継者の選定は、事業承継計画の成功において最も重要なステップの一つです。

この選定プロセスには、候補者の能力評価、ビジョンの共有、そして経営哲学の一致が含まれます。

適切な後継者を選定することで、事業の将来性が大きく左右されるため、このプロセスには細心の注意を払う必要があります。

後継者選定の基準

後継者を選定する際には、以下の基準を考慮することが大切です。

  • 専門知識と経験:事業領域における深い理解と経験を持つか。
  • リーダーシップ:チームを導き、モチベートする能力があるか。
  • ビジョンの共有:企業の将来ビジョンに共感し、それを実現する意欲があるか。

    これらの点を踏まえ、適切な後継者を選ぶことが事業の継続的な成功を確実にします。

後継者とのコミュニケーション

後継者が選定されたら、効果的なコミュニケーションが重要になります。
この段階では、以下の点に注意してください:

  • 期待の明確化:後継者に対する期待を明確に伝えます。
  • フィードバックの提供:定期的なフィードバックを通じて、後継者の成長をサポートします。
  • 教育と研修:必要なスキルや知識を身につけるための研修を提供します。

これらのコミュニケーション戦略を用いることで、後継者は自信を持って事業を引き継ぎ、成功へと導くことができるでしょう。

ステップ2:事業評価と目標設定

事業承継計画を立てる上で、まずは事業の現在地を正確に把握し、どこへ向かいたいのか目標を設定することが重要です。

このステップでは、事業の強み、弱み、機会、脅威を分析するSWOT分析のようなツールを使用して、現状の包括的な評価を行います。

そして、現状分析を基にして、達成可能で具体的な目標を設定します。
これらのプロセスを通じて、事業承継の方向性と成功の基盤を築きます。

事業の現状分析

事業の現状を分析することは、効果的な承継計画を策定するための第一歩です。

分析には、財務状況、市場での立ち位置、競合との比較、内部の強みと弱みなど、多岐にわたる要素が含まれます。

この分析を行うことで、事業の真の価値を理解し、改善すべき点や強化すべき点が明確になります。

具体的な分析方法には以下のようなものがあります:

  • 財務諸表の詳細なレビュー
  • 市場分析と顧客満足度調査
  • 競合分析
  • 内部プロセスの効率性評価

これらの分析結果を基に、事業の現在の位置を正確に把握し、事業承継計画の出発点を定めます。

目標の設定

効果的な事業承継を実現するためには、明確な目標設定が不可欠です。

目標は、現状分析に基づき、SMART(特定可能、計測可能、達成可能、現実的、時間的に限定された)原則に従って設定します。

目標設定のプロセスには、以下が含まれます:

  • 短期・中期・長期の目標の特定
  • 各目標に対するKPI(重要業績評価指標)の設定
  • 目標達成のためのアクションプラン作成
  • 定期的なレビューと目標の調整

これらのステップを踏むことで、事業承継計画の目標を具体的かつ実現可能なものにすることができます。

ステップ3:計画の策定

事業承継計画を具体化する段階では、詳細な計画の策定が求められます。

このステップでは、事業の評価と目標設定を踏まえて、実行可能な計画を作成します。
計画には、後継者の育成計画、財務計画、リスク管理計画など、事業承継の成功に必要な要素が全て含まれるべきです。

ここでは、計画の核となる要素と、予期せぬリス

クへの対処方法について詳しく見ていきます。

事業承継計画の要素

効果的な事業承継計画には、複数の重要な要素が含まれます。

これらの要素を適切に組み合わせることで、スムーズな事業の移行が可能になります。

計画策定における主要な要素には、以下のものがあります。

  • 後継者の育成: 後継者が必要とするスキル、知識、経験を獲得できるように計画します。
  • 財務管理: 事業承継に伴う財務影響を評価し、資金調達の計画を立てます。
  • 法務・税務の準備: 法的な手続きや税務対策を計画に含めます。
  • 事業の構造調整: 事業の構造を見直し、必要に応じて調整します。

これらの要素を綿密に計画し、実行することで、事業承継の過程を効率的かつ効果的に進めることができます。

リスク管理

事業承継プロセスでは、様々なリスクに直面する可能性があります。

これらのリスクには、財務リスク、運営リスク、市場リスクなどが含まれます。リスク管理計画には、予期せぬリスクへの対応策を定めることが含まれます。

リスク管理のプロセスには以下のステップがあります:

  • リスクの特定: 発生可能なリスクを特定します。
  • リスクの評価: リスクの重大性と発生確率を評価します。
  • 対応策の策定: 各リスクに対する対応策を策定します。
  • モニタリングとレビュー: 定期的にリスクを再評価し、必要に応じて対応策を調整します。

これらのステップを通じて、事業承継のリスクを効果的に管理し、計画の成功確率を高めることができます。

ステップ4:実施計画の立案

次に、策定した事業承継計画を実行に移すための具体的な計画を立てます。

このステップでは、計画の実施に必要なスケジュール、資源、資金などを詳細に計画します。

実施計画の立案は、事業承継を現実のものとするための重要なプロセスであり、計画の成功を左右する要素です。

実施スケジュールの作成

事業承継計画をスムーズに実行するためには、詳細な実施スケジュールが不可欠です。

スケジュールには、各アクションアイテムの開始日と終了日、責任者、必要なリソースなどが含まれます。スケジュール作成にあたっては、以下の点を考慮します:

  • 各タスクの優先順位付け
  • タスク間の依存関係の明確化
  • マイルストーンの設定
  • 定期的な進捗チェックとスケジュールの調整

これらの要素を考慮することで、実施スケジュールを効果的に管理し、計画を円滑に進めることができます。

資金計画の策定

事業承継には、多額の資金が必要になる場合があります。

資金計画の策定では、必要な資金の総額、資金の調達方法、資金使用の計画などを明確にします。資金計画には、以下の要素が含まれます:

  • 資金需要の詳細な分析
  • 自己資金と外部資金の比率の決定
  • 資金調達のための戦略とスケジュール
  • 資金使用計画とキャッシュフロー予測

これらの計画を策定することで、事業承継のための資金を効率的に管理し、計画の実行を支えることができます。

ステップ5:移行と監視

最終ステップでは、策定した計画に基づき、事業の実際の移行を行い、プロセスの進捗を監視します。

この段階では、計画の実施状況を定期的にレビューし、必要に応じて計画の調整を行います。

移行と監視のプロセスを通じて、事業承継計画の目標を達成し、後継者によるスムーズな事業運営を確保します。